Google の標準メッセージングアプリ「Google メッセージ」に、リアルタイムで現在地を共有できる「ライブ現在地共有 (Live Location Sharing)」機能が将来的に追加される可能性が出てきました。
この情報は Android Authority (AssembleDebug 氏協力) が、最新の Google メッセージ ベータ版アプリの APK 分解から、この機能を示唆するコードを発見したと報じています。
現在の機能と今後の機能
現在の Google メッセージでも現在地の共有は可能で、メッセージの送信画面で [ + ] ボタンから「場所」を選択して現在地を示す Google マップへのリンクを送信することができます。

これは特定の場所を伝えるには便利ですが、送信者が移動している場合、共有している場所の情報はすぐに古くなってしまうため、待ち合わせや誰かに迎えに来てもらうような状況では、リアルタイムで居場所が更新されるほうが便利な場合があります。
今回、Android Authority が報告している「Live Location Sharing」という機能は、Google メセージのベータ版(messages.android_20250420_01_RC00.phone.openbeta_dynamic)で発見されています。
<string name="live_location_sharing_shortcut_title">Live Location Sharing</string>
また機能しているわけではなく、実際の動作についてもはっきりと確認されていませんが、おそらく Googleはメッセージアプリ内で「リアルタイムで位置情報を共有するための新しいショートカット(またはオプション)」を追加する可能性を示唆しています。
もし実装されれば、ユーザーは一定時間、自分の現在地をリアルタイムで相手に共有できるようになり、待ち合わせ時のすれ違いを防いだり、家族が帰宅するまでの道のりを確認したりといった様々な用途に活用できると期待されます。この機能は WhatsApp や Google マップ自体など、他の多くのアプリでは既に利用可能です。
まとめ
現時点では、この機能に関する情報は前述の文字列リソース 1 行のみであり、実際に機能するショートカットやオプションはまだ有効になっていないとのことです。これは、この機能がまだ開発の初期段階にあることを意味しており、Google がいつ、あるいは本当にこの機能をリリースするかは全く不明です。
とはいえ、便利そうな機能ではあるため、今後追加されることに期待したいですね。
出典 : Android Authority