Google は 2025 年 4 月 15 日(米国時間)、デスクトップ(Windows, Mac, Linux)および Android 向けの Chrome ブラウザ安定版に対して、最新のアップデートをリリースしたことを発表しました。
今回のアップデート(135.0.7049.95/96 および 135.0.7049.100) には、重要度が「Critical (深刻)」とされる脆弱性 1 件を含む、合計 2 件のセキュリティ修正が含まれており、すべてのユーザーに早期のアップデートが推奨されます。
- デスクトップおよび Android 向けに Chrome ブラウザのマイナーアップデートがリリース
- 重要度「Critical」の 1 件を含む、計 2 件のセキュリティ脆弱性を修正
- デスクトップ版: 135.0.7049.95/.96 (Win / Mac)、135.0.7049.95 (Linux) に更新
- Android版: 135.0.7049.100 に更新。安定性・パフォーマンス改善も含む
デスクトップ版アップデート詳細 (v135.0.7049.95/.96)
デスクトップ向けChromeの新しい安定版バージョンは以下の通りです。
- Windows / Mac: 135.0.7049.95 または 135.0.7049.96
- Linux: 135.0.7049.95
このアップデートは、今後数日から数週間かけて順次提供されます。 今回のアップデートで修正された主なセキュリティ脆弱性は以下の 2 件です。
- CVE-2025-3619 (重要度: Critical): Codecs におけるヒープバッファオーバーフロー。
- 深刻度が最も高い「Critical」と評価されており、悪用されると重大な問題を引き起こす可能性がある脆弱性です。
- CVE-2025-3620 (重要度: High): USBにおける解放済みメモリ使用(Use after free)。
- 重要度が「High」と評価されており、こちらも迅速な対応が推奨される脆弱性です。
これらの脆弱性の詳細については、多くのユーザーに修正が行き渡るまで公開が制限されます。
通常、Chrome は自動でアップデートされますが、手動で確認・更新する場合は、メニュー [⋮] > [ヘルプ] > [Google Chrome について] に移動して、Chrome 更新があるかを確認してください。
Android版アップデート詳細 (v135.0.7049.100)
Android向けChromeの新しい安定版バージョンは 135.0.7049.100 です。 このアップデートは、Google Playストアを通じて今後数日かけて順次提供されます。
内容としては、安定性とパフォーマンスの改善が含まれるほか、特に明記されていない限り、デスクトップ版と同じセキュリティ修正(上記の2件)が含まれます。
Android 版 Chrome のアップデートは、Google Playストアアプリを開き、Chromeアプリのページから更新を確認・実行してください。多くの場合、Wi-Fi 接続時に自動でアップデートされます。
まとめ
今回の Chrome 135 安定版マイナーアップデートは、特に重要度の高いセキュリティ修正を含んでいます。デスクトップ、Android ともに、利用可能な状態になり次第、速やかにアップデートを適用することをお勧めします。