Google が今年後半にも発表すると見られる次期 Pixel スマートフォン「Pixel 10」シリーズについて、価格に関するいくつかの未確認情報が海外メディアによって報じられています。Googleの内部ロードマップとされる文書などに由来するとされていますが、あくまで非公式なリークや計画に基づく推測であり、実際の製品仕様や価格とは異なる可能性が高い点にご留意ください。
Pixel 10 シリーズの価格の噂
Android Headlines が報じているように、Googleの計画に詳しい情報筋(おそらく内部ロードマップ文書、その真偽や最新性は不明)に由来するという噂によれば、Pixel 10 のベースモデルは、前モデルの Pixel 9 と同様に 799 ドルからスタートすると予想されています。これは、近年の物価上昇などを考えると、ユーザーにとっては悪い話ではないかもしれません。
一方で、Pixel 10 Pro XL は、前世代 Pixel 9 Pro XL よりも約100ドル高い、1,200ドル(前世代 1,099ドル)になる可能性があるとのことです。最上位モデルとしての性能向上に伴うコスト増が反映されることが理由と考えられます。
また、Pixel 9 Pro Fold の後継にあたる Pixel 10 Pro Fold は、現行の1,799ドルから約200ドルの値下げとなり、1,600ドルになる可能性があるとしています。この価格について、2028年までに実現するとされており、あくまで目標値である可能性が高いと思われます。
折りたたみ式デバイス市場での競争も激化しており、価格自体も高く普及しきらないところがあるため、Google が価格戦略を見直している可能性があります。とはいえ、これもまだ確定的な情報ではありません。
今後の Pixel の噂
また、これまでの情報も踏まえると、Google は今年も 8 月に 4 つの新しい Pixel デバイス(Pixel 10、Pixel 10 Pro、Pixel 10 Pro XL、Pixel 10 Pro Fold)をリリースする計画があるとされています。これ自体については、Pixel 9 シリーズも同様だったので違和感はありません。
今回の噂では今後の Pixel シリーズの販売戦略にも触れられており、2028年の Pixel 13 までは小型の Pro モデルが残ること、2028年までは毎年 A シリーズ、Pixel (ベース)、2つの Pixel Pro、1つの折りたたみ式スマートフォンが計画されているとしています。
この情報も事実かどうかは不明ですが、9to5Google によれば、価格も含めこれらの情報は数ヶ月前に入手されたものをベースとしており、信憑性に欠けることを報じています。さらに、米国の関税に関する影響が大きくなることが予想され、この情報が事実であったとしても最終的に変更される可能性はあり得ます。
まとめ
いずれにしても、今回紹介している Pixel 10 シリーズに関する価格や戦略の情報は、いずれも公式発表前のものであり、出所とされる情報の信憑性も不明確です。今後、計画が変更されたり、実際の製品がこれらの噂とは全く異なる内容になったりする可能性は十分にあります。
出典 : Android Headlines, 9to5Google