Samsung、360度回転可能な折りたたみ式スマートフォンの新特許が発見

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Samsung が、内側・外側の両方向に折りたためる「360度折りたたみ」デバイスに関する新しい特許を申請していたことが明らかになりました。

この特許は、従来の Galaxy Z Fold シリーズとは異なり、内折り・外折りのどちらにも対応する柔軟なヒンジ機構と超薄型ディスプレイ構造が特徴です。今回の特許情報は、Atlyginimo Skaiciuokle が取り上げており、特許画像は情報提供者である @xleaks7 が公開しています。

特許資料によると、このデバイスは内側に折りたたんで画面を保護するだけでなく、外側に完全に折り返して利用することも可能な360度折りたたみ構造を採用しています。これにより、持ち運び時のコンパクトさと、必要なときに大画面で利用できる柔軟性を兼ね備えた設計になっていることがわかります。

また、特許では2つの専用折りたたみゾーンが設けられており、それぞれ異なる折りたたみ角度に最適化されている点も特長とされています。ディスプレイの下には、格子状またはストライプパターンのプレートと柔軟な接着層を組み合わせたサポート構造が採用されており、滑らかで安全な折り曲げを実現する設計です。

さらに、素材には超薄型ガラス (UTG) と柔軟なポリマーが用いられ、薄型ながらも耐久性と柔軟性を両立することが期待されます。折りたたみ状態に関係なくカメラの使用が可能となる設計や、折り目ごとに異なる最適な折りたたみ軸を設けることで、画面への負荷を分散し、耐久性を高める工夫も施されています。

なお、今回の特許はあくまで技術コンセプトの一環として申請されたものであり、現時点でこのデザインが実際の製品として登場するかは明らかになっていません。とはいえ、Samsung がこれまでの折りたたみ式とは異なる、さらに進化させたデバイスのリリースを検討していることを示す内容と言えそうです。

Source: Atlyginimo Skaiciuokle

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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