Qualcommは、TSMC の次世代 2nm プロセスに基づく2種類のチップセットを開発しており、そのうち1つが Snapdragon 8 Elite Gen 3 になる可能性があると報じられています。
この情報はリーカーの Digital Chat Station が Weibo で共有しており、Apple が開発中とされる A20 チップと同様に、Qualcomm も同じ 2nm プロセスを採用する可能性を示唆しました。これらのチップは SM8950 と SM8945 で、前者が Snapdragon 8 Elite Gen 3、後者は Snapdragon 8s シリーズになると伝えられています。さらに、これらのチップは2026年に登場予定としています。

TSMC は4月1日から次世代の 2nm ノートプロセスの受注を開始すると言われており、この情報が真実であれば、Apple に続いて Qualcomm もその流れに加わる形となります。なお、これまで Apple A20 は 3nm プロセスで製造されるとされていましたが、最近の情報では 2nm にアップグレードされる可能性が浮上しています。
現在の Snapdragon 8 Elite は、Samsung や OnePlus、Xiaomi、ASUS などのハイエンドスマートフォンに採用されています。次世代の Snapdragon 8 Elite Gen 2 は、来年の Galaxy S26 シリーズなどに搭載されると予想されていますが、今回の報道によれば、さらにその次となる第3世代も同年中に登場する可能性があるとのことで、やや意外なスケジュールとなっています。
一方、SM8945 は Snapdragon 8s Gen 6 (8s Elite ではなく 8s Gen 4 となるため)になると見られており、同じ 2nm プロセスを用いながらも、より手頃な価格帯のデバイス向けに一部機能が抑えられたモデルになる可能性が高いと考えられます。
※本記事の内容は未確認の情報に基づいており、最終的な製品仕様とは異なる可能性があります。