Samsung が Android ベースの XR スマートグラス「Haean」の開発を進めていることが明らかになりました。
すでに Samsung は新しい Android XR を採用した「Project Moohan」と呼ばれる XR ヘッドセットの開発に取り組んでいます。これは革新的なデバイスになることが期待されますが、一方でヘッドセットは重たくかさばることから、スマートグラスのほうが好まれるケースがあります。
スマートグラスは、メガネ型のウェアラブルデバイスにディスプレイやセンサーなどを搭載し、現実世界に情報を重ねて表示することで、AR (拡張現実)体験などを可能にする製品です。音声操作や視線・ジェスチャーによる操作にも対応し、次世代のモバイルデバイスとして注目されています。
今回、韓国の ETNews の報道によれば、以前噂されていたように Samsung は「Haean」というコードネームで呼ばれる Android XR 搭載スマートグラスの開発に取り組んでおり、年内に発表する予定であるとしています。また、現在はスマートグラスの仕様と機能を最終調整しているとも伝えています。
このスマートグラスの主なポイントは、様々な顔の形に合うように調整することで、メガネの快適さを最適化することにあるとしています。動きを追跡する複数のカメラやセンサーが搭載される予定です
さらに、このスマートグラスは前述のヘッドセットとともに、今年後半に同時に発表する可能性があることも伝えています。
以前、Qualcomm によると Samsung のスマートグラスには Moohan XR ヘッドセットと同じ Snapdragon XR2 Plus Gen 2 チップセットが搭載される可能性が示唆されていました。また、噂では 12MP カメラと 155mAh バッテリーが搭載される可能性があるとも言われています。
いずれにしても、現時点ではまだ仕様も含め確定ではありませんが、Samsung がスマートグラスを年内にリリースする可能性が高まりました。