Samsung が提供するモバイルブラウザ Samsung Internet ブラウザにおいて、Google の AI アシスタント Gemini との連携が強化され、Chrome ブラウザや Chrome カスタムタブと同様にオーバーレイ形式での要約機能が利用できるようになることが明らかになりました。
現在、Gemini は Google Chrome や、Google アプリ、Google ニュースなど、Chrome カスタムタブを利用するアプリにおいて、表示中のウェブページを AI が要約する機能を提供しています。ユーザーはウェブページ上で Gemini のオーバーレイを起動し、「画面について質問する」をタップして「要約」と入力または音声で指示することで、記事の内容を簡単に把握できます。この機能は、画面に表示されている一部だけでなく、ウェブページ全体の内容をスキャンして理解することが可能です。
ただし、この機能はこれまで Chrome および Chrome カスタムタブに限定されており、Samsung Internet など他のブラウザで使おうとしても、Gemini が取得できるのはスクリーンショットのみでした。そのため、要約は画面に表示されている内容のみに基づいて行われるため、ページ全体の情報を取得して要約することはできません。
今回、Android Authority によれば、Samsung Internet ブラウザの最新ベータ版 v24.0.0.1 で、 Gemini のオーバーレイを起動すると、ブラウザ内で URL を読み込む機能が動作しており、Chrome や Chrome カスタムタブと同様にページ全体を読み込んで要約することができるようになったことを発見しました。

これにより、Gemini を活用したウェブページ全体の要約が、Chrome ユーザーだけでなく Samsung Internet ブラウザユーザーでも利用できるため、とくに Samsung ユーザーにとっては便利な改善点となります。
現時点では、この機能はまだ正式に展開されていませんが、実際に動作することからリリースの準備が整っている可能性があります。今後のアップデートでの展開に期待です。
Source Android Authority