Google は Google Play 開発者サービスに、新たな「System Services (システムサービス)」というセクションを追加する準備を進めていることが明らかになりました。
現在は、システムアプリに更新があっても、Play ストア上で通常のアプリと同じ場所に表示されるだけで、どの重要なシステムアプリが更新されたのか、あるいは更新があるのかを簡単に見分ける方法はありません。
Google は、こうした状況を改善するために、設定アプリにある「Google サービスと設定」内に、「システムサービス」という新しいセクションを追加し、関連するシステムアプリの情報と更新の有無をまとめて確認できる仕組みを導入しようとしているようです。
今回、Android Authority がアプリの内部コードを解析し、実験的に有効化したことでその存在が確認されました。表示されるリストには、「Google Play 開発者サービス」や「Android System Intelligence」、「設定サービス」などのシステムアプリが含まれており、更新の有無を一目で見ることができます。ただ、現時点ではアプリに関する基本的な情報のみが表示されています。

また、この取り組みに関連して、これらのシステムアプリの Play ストア上のページにも変更が加えられているようです。通常のアプリには表示されているレビュー欄や評価、フィードバックボタンなどが非表示となっており、ユーザーが意見を投稿したり評価をつけたりすることはできなくなっています。これは、これらがユーザー向けではなくシステム内部で動作することを前提とした調整と見られます。

この機能は Google Play 開発者サービスのバージョン 24.10.13 に含まれていますが、現在開発中の段階にあり、一般にはまだ公開されていません。正式な公開時期も現状では不明です。