YouTube は動画の画質の設定とは別に、新たにオーディオ品質(音質)の設定を導入する可能性があることが明らかになりました。
現在、YouTube では動画の画質(解像度)を変更することはできますが、これを変更しても動画の音声品質には影響しません。そのため、144p で視聴している場合でも、4K で視聴している場合でも、YouTube 上のオーディオ形式は変わらず、品質も一定です。
しかし、Android Authority が YouTube アプリの最新ベータ版を解析したところ、将来のアップデートで動画とは別に音声のビットレートを選択できる機能が追加される可能性があることを発見しました。
開発中とされる機能のコードから、新たなオーディオ品質のオプションとしては、以下の3つが示唆されています。
- 自動 (Auto) : ネットワーク環境に応じて最適な音声品質を自動調整
- 標準 (Normal) : 現在の標準的な音質(おそらく 128kbps Opus)
- 高品質 (High) : より高いビットレートでクリアな音質(ただしデータ使用量が増加)
これらのオプションは、一般的な音楽アプリなどにも備わっている選択肢と言えます。ちなみに YouTube Music では、低音質、標準、高音質、常に高音質の4つを選ぶことができます。
ただし、開発中のコードから確認できる注意点として、この設定はすべてのユーザーが利用できるわけではなく、YouTube Premium ユーザー向けの限定機能となる可能性があります。また、すべての動画コンテンツで利用できるわけではない可能性も示されています。
いずれにしても、今回の新機能が正式に導入されれば、ユーザーがより柔軟に視聴環境を調整できるようになる可能性があります。
ただし、現時点では開発中の機能となり、正式にリリースされるか、いつリリースされるのかは不明です。