Google は、これまで有料の Gemini Advanced ユーザー限定だった Gemini アプリの機能の一部を、無料ユーザーでも利用できるようになることを発表しました。これには 2.0 Flash Thinking Experimental のアップグレード版、Deep Research、Google フォトや検索履歴との統合、Gemini Gem などが含まれています。
まず、無料ユーザー向けにファイルのアップロードなどの追加機能をサポートする Gemini 2.0 Flash Thinking Expertimental モデルのアップグレード版が提供されます。
さらに Deep Research も利用できるようになり、特定のトピックに関するレポートを作成でき、より詳細な情報収集が可能になります。ただ、無料ユーザーが利用できる上限などについては不明です。また、Google は Deep Research を多くのユーザーに提供するだけでなく、この機能も Gemini 2.0 Flash Thinking モデルにアップグレードしています。
これにより、「計画や検索から推論、分析、レポート作成まで、リサーチのあらゆる段階で Gemini の機能が強化され、より詳細で洞察力に富んだ、高品質で複数ページのレポートを作成できます。Gemini は Web を閲覧しながら思考を表示するようになり、リサーチ タスクの解決方法をリアルタイムで確認できる」としています。
Deep Research は 45 以上の言語で利用でき、新しいプロンプトバーまたはモデルドロップダウンで Deep Research オプションを選択して試すことができます。
この他にも、特定のタスクや目的に特化した AI アシスタントを作成できる Google Gem マネージャーや Google フォトとの統合、Google 検索の検索履歴に接続して関連性の高い結果を提供する実験的な Personalization モデルの導入などがあります。