Google はプライバシー保護を目的に Google Photos API の仕様を変更することを発表しており、これにより Aura や Cozyla など一部のデジタルフォトフレームで、写真の自動同期機能が今後利用できなくなることが明らかになりました。
The Verge によれば、Aura の Jenisse Curry 氏が「Aura のデジタルフォトフレームでは、2025年3月17日に Google フォトの自動同期機能を無効にする」と述べたことを報じています。
これまで Google フォトのアルバムを指定しておけば、新しい写真が自動的にフレームに追加されていましたが、今後は手動で写真を追加する必要があります。一方、iCloud のアルバム連携は引き続き自動同期に対応しており、iCloudの「お気に入り」アルバムを設定すれば、新しい写真が自動的にフレームに追加されます。
また、Reddit のスレッドによれば、Cozyla も Google フォトの自動同期機能を終了することをユーザーに通知しているとしています。ただし、現時点では公式の発表は確認されていません。
Google はこの API の仕様変更について、ユーザーのプライバシー保護を強化するためと説明しています。新たに導入される Google Photos Picker API では、アプリがユーザーの写真ライブラリ全体にアクセスするのではなく、ユーザー自身が手動で写真を選択する必要があります。これにより、デジタルフォトフレームの自動更新機能が制限されることになりました。
なお、先月に Google は Google フォトのスライドショーが、より多くのサードパーティ製デバイスでアンビエントディスプレイまたはスクリーンセーバーとして利用できるようになると発表しました。
現在、Google フォトのスライドショーは Google Nest Hub デバイスと Google TV で利用することができます。今後、この機能はスマート TV、タブレット、冷蔵庫、デジタルフォトフレームに拡張される予定ですが、どのデバイスで利用できるようになるかは明らかにされていません。