Google は Android 版 Google パスワードマネージャーに「すべてのデータを削除」するオプションを追加する準備を進めていることが明らかになりました。この機能が実装されると、ユーザーは保存されたパスワードやパスキーを一括で削除できるようになります。
これまで、Google パスワード マネージャーを利用する場合、個々のパスワードを手動で削除する必要がありました。しかし、新機能が追加されれば、ワンタップで全データを削除できるようになり、他のパスワードマネージャーへの移行やアカウント管理のリセットをするときに役立つことが期待されます。
Android Authority によれば、Google パスワードマネージャーの「すべてのデータを削除」する機能は、まだ正式には有効化されていないものの、Google Play 開発者サービス ベータ版 v25.09.30 にオプションが存在することが確認しています。また、実際に機能させることができたとして、スクリーンショットも共有しています。

この機能は、Google パスワードマネージャーの設定内に表示されることがわかります。「すべてのデータを削除」すると、保存したパスワード、パスキー、および「ログイン情報を保存しないことを選択したサイトとアプリのリスト」が削除されることの確認が表示されます。プロンプトには、保存したパスワードとパスキーの数も表示され、下に「キャンセル」ボタンと「削除」ボタンがあります。
新機能の導入により、パスワード管理の手間を減らし、セキュリティリスクを軽減することが期待されます。特に、パスワードの一括削除機能は、データを整理したいユーザーや、Google のサービスから他のパスワード管理ツールへ移行を考えているユーザーにとって便利な機能になります。
現時点ではこの機能がいつリリースされるかは不明ですが、実際に機能していることから、今後数週間で展開する可能性があります。
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