以前から報告されていたように、Amazon は生成 AI を活用して、より自然な対話が可能になった新しい音声アシスタント機能「Alexa+」を発表しました。新しい「Alexa+」は、まずは米国から提供が開始され、Amazon Prime 会員であれば追加料金なしで利用することができます。
新しい AI 搭載音声アシスタントの「Alexa+」は、従来の音声アシスタントと比べ、より高度な会話能力を持ち、自然な会話での指示や複雑な操作も可能になっています。例えば、スマートホームの操作、パーソナライズされた提案、サードパーティーサービスとの統合などが強化されています。また、Alexa+ にはエージェント機能も導入されており、ユーザーに代わってアクションを実行することもできます。
記事執筆時点では、Alexa+ への無料早期アクセスは、対象となる Echo Show デバイスユーザーで、2025年3月下旬から米国で開始されます。そのため、日本でのリリースや時期については不明で、利用できる機能もまだわかりません。
ちなみに、米国では Alexa+ の早期アクセスが終了すると月額19.99ドルからとなりますが、Amazon Prime 会員のユーザーは無料で利用することができます。米国では Prime 価格が月額14.99ドルのため、単独で Alexa+ を契約するよりも、Prime 会員として無料利用するほうがメリットが大きいと考えられます。
月額19.99ドルという価格設定は、OpenAI の ChatGPT Plus や Gemini Advanced (Google One AI プレミアム)のプランに合わせたものと思われます。また、Amazon も Alexa+ 用のウェブサイトとモバイルアプリを計画しているようです。ただし、Alexa+ の提供によって Amazon Prime の価格に影響が出る可能性もあります
いずれにしても、日本ではリリースが未定のため、現時点では特に影響はありません。
今回の発表に関するプレスリリースはこちら(英語)。