Google はユーザーが文書作成やコーディングを行う際に、Gemini アプリが直接支援することのできる新機能「Canvas」を開発していることが報告されました。
この報告は Android Authority (AssembleDebug) によるもので、最新の Google アプリ ベータ版 v16.7.21 では、以前「Composer」と呼ばれていたオプションが「Canvas」に名称変更されており、これを使うことで「文書やコードの作成」が可能になることが確認されました。
また、「Canvas」機能は、名前のとおり ChatGPT の「Canvas」からアイデアを得ている可能性があるとしています。
ChatGPT の「Canvas」は、ユーザーがプロンプトを入力すると別ウィンドウを開き、AI と共同編集するようにして、文書やコードの作成を支援するものです。ユーザーは特定のセクションを選択することで、AI にどの部分について質問があるのかを示すことができ、それに対して AI はインラインでフィードバックや提案を提供します。
今回報告のあった Google Gemini の「Canvas」機能も、ChatGPT と同様にユーザーが長文の文書や複雑なコーディングを作成するときに、Gemini が共同で編集するような UI で機能を提供する可能性があります。
以下は、実際に Canvas のオプションを表示することができたとして共有されたスクリーンショットですが、これ以上の機能は動作させることができなかったと伝えています。
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現時点では、この機能は開発中であり、正式なリリース時期も未定です。ChatGPT は先にウェブ版 ChatGPT で Canvas 機能を提供していますが、Google はウェブ版より先にモバイルユーザー向け Gemini アプリで提供する可能性があります。