Google はビジネス向け通話アプリの Google Voice の新機能として、通話を処理する代理人を割り当てることができる「通話委任」を追加しました。
これにより、管理者特定のユーザーの通話を他のユーザーに委任することが可能となり、代理人は委任者に代わって通話に応答したり、転送または発信することができるようになります。割り当てられた代理人は、以下のような操作を利用することができます。
- 委任者に代わって通話に応答する
- 委任者に代わって通話を発信し、接続後に委任者へ転送する
- 通話を委任者へ転送する
- ボイスメールのメッセージを聞いたり、テキストに変換された内容を確認する
将来的には、代理人が通話履歴やボイスメール履歴へのアクセス、受信トレイの管理なども行えるよう、機能の拡張が予定されています。管理者は、Google Workspaceの管理コンソールから通話の委任を設定できます。設定が完了すると、委任されたユーザーにはメールで通知が届き、どのような操作が可能かが案内されます。

この機能は、即時リリースおよび計画的リリースドメインで、2025年2月25日から最大15日かけて展開されます。Google Voice Standard および Premier ユーザーを利用中の Google Workspace ユーザーが利用可能です。
ただ、Google Voice 自体が日本国内で正規利用できない(利用対象外)ため、日本のユーザーにとっては現時点では活用できる場面が限られます。サービスの概要などを見ていると、Google Voice はビジネスで利用するのに便利だと思うので、ぜひ日本でも広く展開してもらいたいものです。
詳細は Google Workspace Updates をご確認ください。