Android Auto 13.8 のアップデートがリリース。再起動問題が修正された可能性はあるが、今回も大きな変更はない

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ディスプレイオーディオ上の Android Auto の写真

Google は最新の Android Auto v13.8 のアップデートを開始しました。このアップデートでは、主にバグ修正とパフォーマンスの改善が行われているようですが、具体的にどの問題が修正されたかは明らかにされておらず、ユーザー向けの新機能など大きな変更もないようです。

Android Auto は、ほぼ毎月アップデートが展開されており、今回のバージョン13.8はマイナーアップデートとなります。Google は公式の変更履歴を提供していませんが、おそらくいくつかのバグ修正や改善などが行われているはずです。

しかし、先週話題になった「Android Auto に接続するとスマートフォンが再起動する」問題や、ワイヤレス接続が頻繁に切断される不具合についても、今回のアップデートで解決されたかどうかは明確にされていません。これらの問題は Android Auto v13.4 および v13.5 を利用しているユーザーから多く報告されており、v13.8で改善されている可能性はあるものの、現時点では公式な発表はありません。

なお、Android Autoへのワイヤレス接続時に発生するスマートフォン再起動問題に関しては、開発者向けオプションの設定から「フリーフォームウィンドウ」と「デスクトップモードを強制」を無効にすることで回避できることが確認されています。この場合、最新の v13.8 を使用していなくても、問題が解消する可能性があります。

一方、今後実装が予定される機能に関する取り組みは続けられており、Android Auto v13.8 では車両が駐車しているときにのみ利用できる新しいアプリに関する情報が確認されています。これは Android Auto と Android Automotive で新しいストリーミングアプリとゲームアプリのサポートを導入する取り組みの一環で、まずは Android Automotive 向けに展開され、後日 Android Auto 向けにも拡大されることが発表されていました。ただし、これらは v13.8 ではまだ利用することはできません。

Android Auto v13.8 のアップデートは順次展開されているため、アップデートが適用されるまではしばらく待つ必要があります。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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