Amazon 傘下となった Eero は、海外で Wi-Fi 7 をサポートする新しいルーターの Eero 7 と Eero 7 Pro を2025年2月26日に発売することを発表しました。価格は、ルーター単体でそれぞれ169.99ドルと299.99ドル、3台セットでそれぞれ349.99ドルと699.99ドルです。
Eero によれば、Eero 7 が最大1.8Gbps、Eero 7 Pro が最大 3.9Gbps のワイヤレス接続速度を実現できるとしていますが、あくまで理論値です。前世代と同様にメッシュシステムに対応しており、両者の違いは主に対応バンドと Ethernet ポートの通信速度の違いです。
- Eero 7 :
- 無線接続 最大 1.8Gbps
- 有線接続 最大 2.5Gpbs (2ポート)
- 2.4GHz と 5GHz デュアルバンド
- Eero 7 Pro :
- 無線接続 最大 3.9Gbps
- 有線接続 最大 5.0Gbps (2ポート)
- 2.4GHz / 5GHz / 6GHz トライバンド
すでに日本でも販売されている Wi-Fi 7 対応の最上位モデル Eero Max 7 ほどの性能ではありませんが、価格を抑えつつ Wi-Fi 7 対応ルーターを購入できるという点は魅力です。
ただ、Amazon Eero に限らずですが、海外メーカーのルーターは日本で主流になっている DS-Lite や MAP-E などの IPv4 over IPv6 に対応していないことが多いことがネックです。実際、Amazon Eero 6E / 6+ は対応しておらず、アップデートで改善することが期待されていましたが、現在も改善したといった報告はないようです。
ちなみに、記事執筆時点では日本国内で Eero 7 と Eero 7 Pro は発表されていませんが、海外のプレスリリースでは「オーストラリアと日本では今年後半に販売される予定」とされていました。
