Google Pixel 4a のバッテリーアップデートでバッテリー充電量が40%以上減少、変更もあるとの報告

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2025年1月、Google は Pixel 4a に対してバッテリーの問題に対処するアップデートを突然リリースしましたが、このアップデートによって使用可能なバッテリーの充電量が40%以上削減され、いくつかの機能が削除されていることが報告されました。

Google が Pixel 4a 向けにリリースした新しいアップデートでは、バッテリーのパフォーマンスの安定性を向上させる新しいバッテリー管理機能を含んでおり、バッテリー性能の安定性が向上すると説明していましたが、「充電間隔が短くなる可能性がある」とも注意が書かれていました。

その後、アップデートによってバッテリー駆動時間に影響を受けたユーザーからの報告が多数寄せられています。また、Google はこのアップデートの内容は詳しく説明しておらず、バッテリーアップデート以前の Pixel 4a 向けソフトウェアも削除しています。

さらに Asahi Linux の開発者 Hector Martin 氏が調査し、Android Authority が影響を確認したところ、アップデートによってバッテリーの最大充電電圧が下がっていることが確認されました。この変更では、最大電圧が 4.45V から 3.95V に下がっており、この影響でバッテリーの使用可能な充電量が 44% 減少する可能性が示唆されました。

また、このアップデートで変更された点では、バッテリーの寿命を延ばすためにバッテリーの充電速度を調整する、Pixel デバイスのアダプティブ充電機能が削除されています。また、推定充電時間の表示も削除されました。

さらに、ステータスバーにバッテリーのパーセンテージを表示するオプションも削除されています。これについては、すでに表示(オプションをオン)にしていたユーザーはそのまま表示されていたようでした。

いずれにしても、Google Pixel 4a のバッテリーアップデートによって、ユーザーが大きく影響を受けるレベルで良くない方向に行っているようです。影響を受けた Pixel 4a ユーザーは Google のサポートを受けることもできますが、Pixel 4a は2023年にソフトウェアアップデートのサポートが終了しているため、新しいデバイスにアップグレードを検討するほうが良さそうです。

著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに50台以上の Chromebook を試し、Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。プロフィールはこちら

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