Qualcomm は Samsung と協力して、Galaxy S25 シリーズ向けの Snapdragon 8 Elite のカスタムバージョンとなる、Snapdragon 8 Elite for Galaxy を発表しました。このカスタムバージョンには、いくつかの追加機能が搭載されています。
Qualcomm のプレスリリースによれば、Snapdragon 8 Elite for Galaxy には、第2世代の Qualcomm Oryon CPU と新しい Adreno GPU、Hexagon NPU が搭載されており、Gemini AI のエクスペリエンスに合わせたパフォーマンス向上とオンデバイス AI 機能の強化が図られています。CPU のクロック周波数は、通常バージョンの 4.32GHz から 4.47GHz へと向上し、CPU パフォーマンスも強化されています。
ネットワーク関連の機能では、Qualcomm FastConnect 7800 モバイル接続システムと Snapdragon X80 モデム RF システムにより、Wi-Fi 7 をグローバルでサポートします。さらに、Galaxy S25 シリーズは、Snapdragon Satellite を搭載した初のスマートフォンとなります。これにより、ユーザーは衛星(ナローバンド NTN)経由でメッセージを直接送受信できるようになります。
関連記事 : Samsung Galaxy S25 シリーズが正式発表。日本でも2月14日に発売
この他のアップグレードとして、新しい空間時間フィルター (STF) を Qualcomm Spectra ISP に統合することで、画質を向上させています。これにより、電力消費効率を維持しながら、低照度での動画撮影機能がより鮮明になり、8K 30fps 録画でもアップグレードを体感できるとしています。
Qualcomm Snapdragon 8 Elite for Galaxy のリリース内容ついては、こちらをご覧ください。