Google はすべての開発者が Google Home APIs の Android 向けパブリックデベロッパーベータ版にアクセスできるようになり、今後数ヶ月以内に iOS 向けパブリックデベロッパーベータ版を提供することを発表しました。また、今年後半には Home APIs の一般提供開始が予定されています。
Google は昨年の Google I/O 2024 で Home API と Home Runtime を発表しており、Home API は次のような内容で構成されています。
- Device and Structure APIs : 1 回の統合で、Google Home にすでに接続されている 6 億台以上のデバイスにアクセスできます。また、Google Home 全体でクラウド接続デバイスと Matter デバイスの両方を管理および制御するための単一の統合インターフェースが提供され、ローカル制御、幅広いデバイス範囲、Matter カスタム クラスタのサポートが可能になります。
- Commissioning API : 30 億台の Android デバイスで Fast Pair を使用してデバイスのセットアップを簡素化し、アプリ内で直接 Matter デバイスをコミッショニングして、シームレスなオンボーディング、Google アシスタントによる音声制御、Google Home エコシステムとの互換性を実現します。
- Automation API : 広範なシグナル、コマンド、Google 固有の AI 機能を活用して、パーソナライズされたインテリジェントなホーム エクスペリエンスを実現し、アプリ内で直接ホーム オートメーションを作成および管理するために必要なすべてのツールをユーザーに提供します。
また、昨年末には Eve、Nanoleaf、LG は、Google Play ストアで Home API をベースに構築されたエクスペリエンスをリリースした最初のパートナーになっています。
- Eve は、Eve Thermo の自動暖房スケジュールなどの高度な機能をユーザーに提供し、Android エコシステム内でのリーチを拡大して、将来の開発に向けた強固な基盤を確立した
- Nanoleaf は、Home API を使用して、Nanoleaf 4D スクリーン ミラーリング ライト ストリップをオンにするための簡単な音声コマンドを顧客に提供することで、エンターテイメントをさらに楽しいものにした
- LG は Home API を使用して、Google Home デバイスを TV のスマート ホーム エクスペリエンスに直接統合
なお、これら以外にも早期アクセスパートナーには Aqara、GE、Cync、Tuya、Yale などの大手ブランドも含まれています。
パブリック ベータ版の期間中、開発者は最大100人のユーザーを対象にアプリの構築とテストを開始することができます。リリースの詳細についてはこちら、Home APIs についてはこちらをご覧ください。