MediaTek が2025年のフラッグシップチップとしてリリースする新しい Dimensity 9500 の情報がリークされ、その構成などの詳細が明らかになりました。現行 Dimensity 9400 も大幅なアップグレードとなりましたが、来年の Dimensity 9500 はさらにパフォーマンスが向上することが期待されます。
この情報は Reddit に投稿されたもので、これによると MediaTek Dimensity 9500 は TSMC の N3P プロセスを使用することが改めて伝えられています。引き続きオクタコア構成ですが、約4GHzで動作する2つの Cortex-X930 コア、約3.5GHzで動作する6つの Cortex-A730 コアが搭載されることが示唆されました。Dimensity 9400 は 1+3+4 の構成を採用していましたが、新しい Dimensity 9500 は 2+6 という構成を採用するようです。ちなみにこの 2+6 構成は Qualcomm Snapdragon 8 Elite と同じです。
コア構成を変更したことにより、Dimensity 9500 は大幅なパフォーマンス向上が期待されます。また、Dimensity 9500 のシングルコアパフォーマンスは 4,000 近くのベンチマークになると言われており、事実であれば Dimensity 9400 から約33%のパフォーマンス向上になります。
Dimensity 9300 から 9400 でも大幅なアップグレードと言われていましたが、Dimensity 9500 はここからさらにアップグレードが期待できます。最終製品でどうなるかはわかりませんが、Qualcomm の Snapdragon 8 Elite との差を縮めつつ、価格も抑えることができれば競合製品として真っ向から勝負ができるはずです。あとは採用されるデバイスが増えることに期待でしょうか。
