HDR はコンテンツの明るさを最大に調整することでより綺麗に画像や動画を見せることができますが、これによってスマートフォンの画面が極端に明るくなることがあります。Android デバイスでは自動的に有効になっており、一般的にこれをオフにすることはできません。しかし、Samsung は現在ベータ版として展開している One UI 7 で、HDR コンテンツを無効にするオプションを提供することが報告されました。
Galaxy デバイスに展開されている One UI 7 ベータ版では、数多くの調整と変更が加えられており、そのうち1つが設定アプリの「スーパー HDR」をオフにするというオプションです。以前まで Samsung ギャラリーアプリ内の設定にあり、これをオフにしても Samsung ギャラリーアプリ内で HDR が無効になるだけで、デバイスの他の場所で HDR コンテンツを閲覧するときには反映されていませんでした。しかし、One UI 7 ベータでは [設定] > [高度な機能] に移動しており、説明は変更されていませんが、システムレベルで設定が適用されるようになります。
これにより、例えば Instagram や Threads で HDR コンテンツを見ているときでも、機能がオフになっていれば HDR ではなく表示されるようになります。Android Authority によれば、Samsung の「スーパー HDR」は Google の「ウルトラ HDR」形式を使用しているためで、サードパーティのアプリや他のブランドでもそれが使用されていれば設定が反映されるとしています。
現時点では、この設定は Samsung の Android 15 ベースの One UI 7 でのみ利用可能で、ベータ版が動作している Galaxy S24 シリーズのスマートフォンでのみ確認されています。おそらく2025年初頭の安定版リリースで多くのデバイスに展開されるものと思われます。