Google は複雑な問題を解決して思考の概要も提供できる新しい AI 推論モデル Gemini 2.0 Flash Thinking をリリースしました。現時点ではまだ実験段階ですが、「声を出して考えるように訓練された実験的なモデル」であり、推論パフォーマンスが強化されているとしています。
また、名前が示すように Gemini 2.0 Flash による高速化の恩恵も受けており、Google DeepMind の Jeff Dean 氏が X で共有したデモでは、Gemini 2.0 Flash Thinking が一連の手順を考えることで物理学の問題に答え、解決策を提示する方法が示されています。
Want to see Gemini 2.0 Flash Thinking in action? Check out this demo where the model solves a physics problem and explains its reasoning. pic.twitter.com/Nl0hYj7ZFS
— Jeff Dean (@JeffDean) December 19, 2024
Gemini 2.0 Flash Thinking は、OpenAI の o1 推論モデルと競合する可能性が高くなります。なお、現在は Google AI Studio と Vertex AI で利用可能です。
この推論モデルが最終的にエンドユーザーに提供されるかどうかはわかりませんが、Gemini 2.0 の一部として位置づけられているため、最終的にはサービスの1つとして統合される可能性もありそうです。