Android 16 ではアプリのカメラが暗い場所を識別して最適化する機能を導入予定

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Google は Android 16 で新しい Night Mode Indicator API を導入することで、組み込みのカメラを使って写真の撮影や動画の録画時に、アプリが暗い環境に自動的に適用・最適化できるようにする予定です。

これは Android Developers Blog で投稿されたもので、Google は新しい API を導入することで、Instagram や Snapchat などのアプリが、デバイスが低照度環境にあることを検出し、必要に応じて夜景モードをトリガーできるようになるとしています。つまり、暗い場所で写真を撮ろうとすると、SNS アプリに組み込まれたカメラが自動的に設定を最適化し、より明るくノイズの少ない写真を撮影するようになります。

なお、すでに Instagram では今年10月の Pixel Drop および Android 15 のアップデートで Google Pixel 6 以降のスマートフォン、Galaxy S24 Ultra、Galaxy Z Flip 6 および Z Fold 6 などの一部の Android スマートフォンでこの機能をサポートしています。今後、この機能をサポートするデバイスはさらに追加される予定です。

Instagram の例では、この機能をサポートするデバイスで低照度な状況を検出すると、「月」のアイコンを表示して、ユーザーに夜景モードを有効にできることを通知します。実際に夜景モードが有効になった場合と、そうでない場合、デバイス独自の低照度処理をした場合の3パターンが紹介されています。

この機能は Android 16 の一部となることで、サポートされているアプリはポートレートやレタッチなどのカメラ機能を活用して撮影することもできるようになり、デバイスに関係なくスマートフォンのカメラで、より質の高い写真撮影が可能になることが期待できます。

ただし、現時点ではこの機能がいつ正式にリリースされるかについては触れられていません。Android 16 に統合される機能となることから、そのリリースとともに新機能として発表される可能性があります。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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