Android スマートフォンユーザーは Windows デバイスとの連携に Microsoft が提供する「Windows にリンク」アプリを使っているケースも多いと思いますが、新しい報告によれば Android 15 にアップデートされた Android デバイスを使っていると、特定の通知が表示されなくなる可能性があります。
これは Mishaal Rahman 氏が伝えているもので、Android 15 で導入された新機能によって、「Windows にリンク」アプリを経由しての特定の通知が表示されなくなるとしています。この新機能とは、Android 15 がサードパーティアプリが「機密」としてラベル付けされた通知にアクセスできないようにする機能です。
最新の Android アップデートでは、ユーザー保護のため、Windows にリンクでは機密情報を含む通知が表示されなくなりました。
例えば、通知に2要素認証コードなどが含まれている場合に、その通知が「機密」としてマークされます。そうすると、一定の権限を持つ一部の「信頼できる」アプリのみがこれらの通知を受け取ることができます。これにはシステムアプリ、スマートウォッチなどの一部のサードパーティのコンパニオンアプリも含まれています。
しかし、現時点では Microsoft の「Windows にリンク」アプリは「信頼できる」アプリに含まれていないようで、機密情報を含む通知が表示できなくなっています。
いまのところはどうしようもありませんが、サードパーティでもコンパニオンアプリでは権限を与えられて機密とされた通知を受けることができています。そのため、Windows にリンクアプリも認められれば、Android 15 の制限を回避できる可能性があるようです。ただ、それでもいくつかの制限があるようで、いつ全ての Android ユーザーがこのような通知を表示できるようになるかは不明です。