Google は Pixel 9 シリーズ向けに電話アプリの通話メモ機能を拡張し、AI を活用して通話に基づいた ToDo リストを作成できる機能を追加する可能性が示唆されました。
Pixel 9 Pro Fold を含む Google Pixel 9 シリーズでは、Google 電話アプリに AI を活用した通話メモ機能が追加されています。この機能は Gemini Nano を利用することで、通話内容の要約を自動的に生成することができ、ユーザーが後から何を話していたかを確認できるようになります。さらに Google はこの機能を拡張し、通話内容に応じた ToDo リストの作成もできるように取り組んでいるようです。
これは Android Authority が通話メモに関連する新しい｢通話 To-Do リスト｣と呼ばれる機能が開発されている可能性を示すコードを発見したことによります。この機能は｢Fermat｣と呼ばれるコードネームで開発されているとしています。
<string name="call_log_dropdown_menu_todo_list_title">Call To-do List</string>
<string name="fermat_call_todo_list_title">Call To-do List</string>
<string name="call_todo_list_copy_button_description">Copy call to-do list</string>
<string name="call_todo_list_share_button_description">Share call to-do list</string>
コードの内容から、この新しい機能は通話中に話し合われた内容を AI が要約し、そこからさらに ToDo をリストとして抜き出すようなものになる可能性があります。また、ユーザーが通話の履歴から Todo リストを確認でき、コピーや共有できるようになることも示されています。
なお、この機能も Gemini Nano によって動作するため、ローカルで処理されサーバーに送信されることはないため、プライバシーの懸念は限りなく少ないと言えます。
とは言え、通話に関する AI 機能のうち｢通話メモ｣機能は現在米国で米国の SIM カードを利用し、英語である必要があります。この機能がグローバルでいつ展開されるかはわかりませんが、便利そうな機能ではあるので、広く展開に期待したいですね。
