Google の Pixel デバイスには診断とトラブルシューティングをデバイス上で直接実行できる「Pixel Troubleshooting」というアプリが導入されていますが、このアプリのアップデートによって、Pixel 9 シリーズでは「デバイスの温度」を確認できるようになったことが報告されました。
これは Pixel スマートフォンの [設定] アプリから、[バッテリー] > [バッテリー診断] > [スマートフォンが熱を帯びている] のページにアクセスします。以前まで、このページには「すべての設定が最適化されています」という内容だけが表示されていましたが、アプリのアップデート後から、リアルタイプで更新される温度と色分けされたラベルが表示されるようになります。
色分けは、冷たい、普通、温かい、高いという4つに分けられており、以下のような説明が含まれています。
- お使いのスマートフォンの推定温度は通常よりも低くなっています。突然シャットダウンする可能性があります
- 推定温度は通常のスマートフォン使用時の平均的な温度です
- お使いのスマートフォンは少し熱くなっていますが、正常です。温度の上昇を防ぐため、画面の明るさとネットワーク速度が低下する場合があります
- お使いのスマートフォンは少し熱くなっていますが、正常です。温度の上昇を防ぐため、充電が一時停止され、画面の明るさとネットワーク速度が低下する場合があります
- お使いのスマートフォンの推定温度は通常より高くなっています。一時的にパフォーマンスを制限し、特定の機能を一時停止することで温度を下げようとします
なお、Google はこの推定温度はデバイスの複数の内部センサーに基づいて推定されるとしています。温度を下げるために、スマートフォンに空気の流れを作ったり、専用ケースやカバーのみを使用すること、ゲームや動画ストリーミングなど電力を大量に消費するアプリを閉じること、ポケットや断熱ケースを使用して保護すること、ゲームやビデオ通話などの高負荷な作業の前にスマートフォンを数分間休ませるようにといったヒントも表示されるようです。
このアップデートは、Pixel 9 シリーズの Pixel Troubleshooting アプリ v1.0.693922709 で利用できるようになっています。記事執筆時点では私のデバイスは1つ前のバージョンのままとなっていたため、確認することはできませんでした。