キャンセルされた Google Pixel Tablet 2 のスペックがリーク。120Hz、5G、カメラの向上が期待できた

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先日のリークで Google は2025年にリリースを計画していた Pixel Tablet 2 をキャンセルしたことが明らかにされました。しかし、このタイミングでキャンセルされた Pixel Tablet 2 がどのようなスペックであったかがリークされ、いくつかのアップグレードが期待できたことがわかりました。

この情報は Android Authority が共有したもので、まず Google Pixel Tablet 2 には Tensor G4 チップが搭載されるはずだったことが明らかになりました。ただし、このチップは Pixel 9 シリーズに搭載されている Tensor G4 とは若干性能が落ちたもので、FOPLP (Fan-Out Panel Level Packaging) パッケージではなく、IPoP (Integrated Package on Package) パッケージを採用するものとしています。これにより安価になりますが、熱管理が多少悪くなります。なお、このチップは Pixel 9a でも採用される予定です。

また、キャンセルされた Pixel Tablet 2 には Pixel 9 シリーズと同じ Exynos Modem 5400 が搭載され、5G ネットワークに対応する予定だったようです。前世代 Pixel Tablet にはモバイルネットワーク接続はなかったため、これが大きなアップグレードになるはずでした。

さらに Pixel 9 シリーズや Google TV Streamer と同様に Thread 無線が統合されるはずだったとしており、Google はスマートディスプレイ機能にも重点を起き、様々なデバイスのハブとして機能させやすくなることが\期待できました。

一方、ディスプレイについては Pixel Tablet と同様に 10.95インチ 2560×1600 解像度の LCD を搭載しますが、リフレッシュレートを 60Hz から 120Hz に引き上げ、画面の明るさも 500nits から 550nits へと向上させる予定だったようです。

最後に、Pixel Tablet 2 ではカメラもアップグレードされる予定だったとしています。フロントカメラには Pixel 9 Pro Fold と同じ Samsung S5K3K1 (1/3.94 インチ、10MP)が搭載され、リアカメラは Samsung S5K3J1 センサー (1/3 インチ、11MP、オートフォーカス) へとアップグレードされる予定でした。前世代のリアカメラは AF をサポートしていません。

これに加えて、最大 4K の DisplayPort 出力のサポート、専用キーボードやスタイラスなどの開発にも取り組まれており、スマートホームデバイスのハブとしてだけでなく生産性向上のための Android タブレットとしても活用にも期待ができました。

しかし、このデバイスはすでにキャンセルされており、日の目を見ることはないのがとても残念です。Google が Android タブレットの開発を完全にキャンセルしたわけではなく、2027年のリリースが計画されている Pixel Tablet 3 については、まだ進行中とされています。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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