昨年12月に Google マップのロケーション履歴の動作に変更が加えられ、ユーザーの位置情報はウェブではなくモバイルデバイスにのみ「タイムライン」として保存されるようになりました。今年6月には Google がウェブ上のタイムラインを廃止し、11月19日からモバイルデバイスのみに移行することを発表していますが、現在このアップデートは展開中となりました。
今回の変更では、もともろ「ロケーション履歴」と呼ばれていたものが「タイムライン」へと名前が変わります。また、これまでクラウドベースだった Google マップのタイムラインは、ユーザーのプライバシーを保護のためにローカルのデバイス上での保持と処理に切り替わります。
しかし、この変更によりタイムライン機能はスマートフォン(モバイルデバイス)専用となり、複数のデバイスでタイムラインを同時に使用できなくなります。バックアップやデバイス転送システムなども導入されたことにより、ウェブ上では利用できなくなりました。
この変更が自分のアカウントで利用可能になると、ユーザーにはメールやプッシュ通知などが届きます。ここではユーザーがタイムラインのデータの保存期間を指定することができますが、ユーザーは通知を受け取ってから約6ヶ月間でロケーション履歴(タイムライン)のデータを保存したり移動するかを決める必要があります。
もし、ユーザーが Android または iOS の Google マップでタイムラインのデータの保存期間を指定しない場合、データが削除されます。そのため、メールや通知を受け取ったユーザーは内容を確認して、対応するようにしてください。