Xiaomi は予告していたように中国市場向けで Xiaomi HyperOS / Android タブレットの新モデル「Xiaomi Pad 7」シリーズを正式に発表しました。このシリーズにはベーシックな Xiaomi Pad 7 と高性能な Xiaomi Pad 7 Pro の2モデルがラインナップされています。
Xiaomi Pad 7 シリーズは、どちらも3,200×2,136と高解像度な11.2インチ LCD ディスプレイを採用し、144Hzリフレッシュレートをサポートしています。本体サイズも変わらず、251.22×173.42×6.18mmで重さは約500gと軽量です。ピーク輝度は最大800nits、オプションの Nano Matt Screen を選ぶことでグレア99%減、反射率が65%低減されるとしています。
また、どちらのモデルも Xiaomi HyperOS 2 が導入されており、新しいデスクトップモードや Xiaomi のスマートフォンや他のタブレット、PC などの間でコンテンツを同期するクロスデバイスクリップボードなどを使うことができます。Samsung Galaxy デバイスのようにマルチタスクとデバイス間同期が強化されています。
オプションではどちらもフルメタルタッチパッドとバックライトキーボード、0〜124°の無段階調整を備えたフローティングキーボードカバー、スタイラスペンなどのアクセサリもあります。
一方、それぞれのデバイスの違いとして、Xiaomi Pad 7 には Snapdragon 7+ gen 3 プロセッサ、Xiaomi Pad 7 Pro には Snapdragon 8s Gen 3 プロセッサが搭載されます。どちらも RAMは8GBまたは12GBを選ぶことができ、ストレージは128GBと256GB、512GBのみ Xiaomi Pad 7 Pro が選択可能です。
違いはカメラにもあり、Xiaomi Pad 7 には 8MP フロントカメラと 13MP のリアカメラが搭載されますが、Xiaomi Pad 7 Pro にはさらに高解像度の 32MP フロントカメラと 50MP リアカメラが搭載されます。どちらも AI ベースの拡張機能やカメラの設定で、画質の向上が期待されます。
この他の点では、Xiaomi Pad 7 シリーズは共通して 8,850mAh のバッテリーを搭載しますが、Xiaomi Pad 7 は 45W 有線急速充電、Xiaomi Pad 7 Pro は 67W 有線急速充電をそれぞれサポートしているという違いがあります。
Xiaomi Pad 7 および Xiaomi Pad 7 Pro のスペックは次のとおりです。
スペック
Xiaomi Pad 7 | Xiaomi Pad 7 Pro | |
---|---|---|
OS | Xiaomi HyperOS 2.0 based Android 14 | |
ディスプレイ | 11.2インチ 3,200×2,136 144Hz 800nits DCI-P3 | |
CPU | Snapdragon 7+ Gen 3 | Snapdragon 8s Gen 3 |
RAM | 8GB 12GB * LPDDR5X | |
内部ストレージ | 128GB 256GB * UFS 4.0 | 128GB 256GB 512GB * UFS 4.0 |
外部ストレージ | – | |
リアカメラ | 13MP | 50MP |
フロントカメラ | 8MP | 32MP |
バッテリー | 8,650mAh 45W 有線急速充電 | 8,650mAh 67W 有線急速充電 |
ポート | USB-C (5Gbps) | |
ネットワーク | Wi-Fi 6 Bluetooth 5.4 | Wi-Fi 6 Bluetooth 5.4 Auracast |
その他 | [OP] ディスプレイ反射防止コーティング [OP] Xiaomi フローティングキーボード [OP] Xiaomi Focus スタイラスペン | |
サイズ | 251.22×173.42×6.18mm | |
重さ | 500g |
中国市場における Xiaomi Pad 7 シリーズの構成とそれぞれの価格は次のとおりです。
- Xiaomi Pad 7
- 8GBRAM / 128GB : 1,999元 (約4.3万円)
- 8GBRAM / 256GB : 2,299元 (約5万円)
- 12GBRAM / 256GB : 2,599元 (約5.6万円)
- Xiaomi Pad 7 Pro
- 8GBRAM / 128GB : 2,499元 (約5.4万円)
- 8GBRAM / 256GB : 2,799元 (約6万円)
- 12GBRAM / 256GB : 3,099元 (約6.7万円)
- 12GBRAM / 512GB : 3,499元 (約7.5万円)
なお、オプションのディスプレイコーティングは256GBストレージ以上のモデルで利用でき、価格は追加で200元(約4,300円)となっています。フローティングキーボードは999元(約2.1万円)、スタイラスペンは499元(約1.1万円)でそれぞれ購入することができます。
日本でのリリースについては不明ですが、前世代も一部のモデルがリリースされており、今回も手頃な価格のハイエンドタブレットの選択肢として貴重なので期待したいですね。