Google は Android 15 安定版のリリースで、Pixel デバイスにいくつかの新機能を導入していますが、Pixel Tablet と Pixel Fold および Pixel 9 Pro Fold 向けに「常にタスクバーを表示する」設定を正式に導入しました。
この設定は今年3月に Android 15 DP2 で試験的に導入され、安定版で正式に導入されました。この設定はアプリを開いているときに、常に画面下部に最近使用したアプリやドックに配置しているアプリをタスクバーとして表示し、素早くアプリを切り替えることができます。
デフォルトではアプリを開くと表示になり、画面下部を下から上にスワイプしたときにフローティングで表示されます。これを常に表示にすると、画面下部にドッキングされた表示に変わります。常に表示に変更するには、タスクバーを表示させた状態でアプリドロワーボタンの右側にある”縦線”を長押しすることで、「常にタスクバーを表示する」トグルを出すことができます。
トグルを有効にすれば、常にタスクバーが表示されるようになります。これで複数のアプリを切り替えたり、分割画面で利用することが多いユーザーは、毎回タスクバーを呼び出す手間が減ります。
なお、Pixel Fold および Pixel 9 Pro Fold の場合、カバーディスプレイではタスクバーの表示はされずメインディスプレイ(開いたとき)のみのため、タスクバーの固定もメインディスプレイでしか利用できません。
ちなみに、今後のアップデートで一般的なスマートフォンにもタスクバーの表示機能が導入される可能性も報告されていました。このほかにもタスクバーに「最近使用した2つのアプリ」を表示できるようになる可能性もあります。これらは今後の開発次第になるため、まだどうなるかはわかりません。