Google は Fitbit ブランドの新しい取り組みとなる Fitbit Labs を発表し、最初の Labs である Gemini モデルを活用して「質問して洞察を見つける」ことのできる「insights explorer (インサイト エクスプローラー)」を実験的に開始しました
インサイト エクスプローラーを使うと、ユーザーは Fitbit のデータについて質問し、傾向や概要、説明、わかりやすいグラフなどのパーソナライズされた洞察を受け取ることができます。ヘルプページによれば、次のような洞察を検索することができます。
- 平均値(例:「先月の私の平均歩数はどれくらいでしたか?」)
- 傾向 (例: 「アクティブ ゾーン時間の傾向はどうなっていますか?」)
- 相関関係(例:「アクティブゾーン時間は安静時の心拍数に影響しますか?」)
- 期間内の最高/最低値(例:「先月最も長く眠った日はいつですか?」)
- 中央値(例:「今年歩いた歩数の中央値はいくらですか?」)
- 個人的な最高/最低(例:「先月、最もよく眠れた夜はいつでしたか?」)
- 比較(例:「先月、週末と平日の就寝時間はどのように異なりましたか?」)
- 健康とウェルネスに関する用語の一般的な説明と定義(例:「安静時の心拍数とは何ですか?」)
使用されるデータは、歩数、アクティブゾーン時間 (AZM)、睡眠スコア、睡眠時間、就寝/起床時間、深い睡眠/浅い睡眠/レム睡眠、心拍変動 (HRV)、安静時心拍数 (RHR) です。
ただし、Fitbit によれば最初のデータ分析ができるようになるまで最大48時間の遅れが発生する場合があることや、生成 AI の性質上、不正確または誤解を招く情報を生成する可能性についても伝えています。
なお、現時点では Fitbit Labs は限られた人数のみに展開されており、アカウントに展開されている場合は Android 版の Fitbit の「自分」タブに新しく Fitbit Labs のセクションが表示されます。とは言え、この機能は今のところ米国在住で Fitbit アプリを英語で使用しているユーザーにのみ表示されていますので、残念ながら日本ユーザーは利用できません。
Source Fitbit