Google ウォレットは様々なプラットフォームで利用しやすくするため、一連のアップデートが展開されたことが報告されました。これにより Wear OS、ウェブ、Android デバイスでカードやパス、キー、ID などを保存することがより便利になります。
まず、Wear OS ではパスの処理方法が改善され、映画や電車、搭乗券などのチケット類はすべてグループ化され、タップすると各パスがカルーセルで表示されるようになります。前までは目的のパスまでスクロールをする必要がありました。また、パスのアーカイブやスキャンできないパスもサポートされるようになります。
続いて Google ウォレットが Gmail との連携を強化しており、例えば Gmail が電車のチケットの確認メールを受信すると、それが自動的に Google ウォレットに表示されるようになります。これは既存の映画チケット・搭乗券やポイントカードの追加と同じように機能します。
また、今年新しく導入されたウェブ版 Google ウォレット ( wallet.google.com ) は利用できる国が広がり、Android 向けの Google ウォレットも利用対象国が追加されました。
この他には開発者向けとして、 closed loop transit API が物理カードからデジタルカードへの変換をサポートするようになったこと、ドイツ向けの機能の変更などが含まれています。
Google ウォレットの新機能は日本ではまだ利用できないものも多数含まれますが、様々な Google サービスとの連携が強化されればさらに便利になるので、今後の展開に期待です。
Source Google Wallet release notes