Google は先日から Pixel Watch と Pixel Watch 2 に向けて Wear OS 5 のアップデートを含む、最新のセキュリティアップデートを展開していますが、一部のユーザーからアップデートに関する問題が報告されているようです。
まず、Wear OS 5 のアップデート中または後に発生する問題として、画面下部に小さい Bluetooth のロゴと取り消し線が表示された黒い画面が表示されたままとなります。この問題は Fastboot からのリセットで解決するようです。ただし、これにより Pixel Watch 上のすべてのデータが削除され、スマートフォンと Pixel Watch を再ペアリングするときに PIN または Google アカウントでログインする必要があります。
Google が公式で説明している Fastboot の手順は次のとおりです。
Fastboot の手順
- Google Pixel Watch を再起動します。
- 暗い画面に白い「G」ロゴが表示されるまで、Google Pixel Watch のリューズとサイドボタンを 20 秒ほど長押しします。
- スマートウォッチがオフになっている場合は、リューズを数秒間押して電源を入れます。
- スマートウォッチに白い「G」ロゴが表示されたら、ウォッチフェイス画面の左上隅と右下隅を同時にタップします。スマートウォッチが「Fastboot」モードになります。
- リューズの横にあるサイドボタンを押して、下方向にスクロールします。
- [Recovery Mode](リカバリモード)がハイライト表示されたらリューズを押します。ウォッチフェイスに [No Command](コマンドが指定されていません)というメッセージが表示されます。
- リューズを長押ししながら画面を上にスワイプします。ウォッチフェイスにデバッグ画面が表示されます。
- [Wipe Data/Factory Reset](データを消去、初期状態にリセットする)がハイライト表示されるまで下にスワイプします。
- 右にスワイプして、スマートウォッチと PIN をリセットします。
- もう一度右にスワイプして確定します。
- スマートフォンの設定からリセットします。
この問題は数多く報告されているようですが、ほとんどのユーザーはこの問題に遭遇しないと思われます。私の Pixel Watch 2 も問題なくアップデートされました。
また、アップデート後に Pixel Watch 上のフォントが新しい Google Sans ではなく以前の Roboto に戻ってしまったようですが、これは今後のアップデートで修正されるはずです。今のところアップデートによる致命的な問題というのは発生していないようです。