Samsung が現在開発に取り組んでいるとされる新しい Chromebook Plus Xol (おそらく Galaxy Chromebook Plus) に関する新たな情報として、周囲の環境に応じて OLED パネルの色温度を自動調整する機能が搭載されている可能性が発見されました。
この Samsung Galaxy Chromebook Plus は、15.6〜16インチサイズの OLED ディスプレイが搭載されることが開発中のコードから確認されており、Chromebook ではとても珍しいデバイスになります。今回、Chrome Unboxed によって発見されたコードの説明を見る限りでは、Galaxy Chromebook Plus は周囲光センサー (ALS) を使って、周囲の環境に応じてこのディスプレイの色温度を自動的に調整できるようになるかもしれません。
Use a moving average to smooth out color temperature
The ALS can give noisy temperature readings which cause wild fluctuations in screen color temperature. Use a moving average of sensor values to smooth out the response to temperature changes.
Bug: b:343680476
Test: Tested on xol with changing color temperatures, subjectively better.
Chromium Gerrit
これは、例えば Apple が iPhone や Mac で導入している周りの環境に合わせてデバイスが自動で色味を調整してくれる「True Tone」という機能に似たものになる可能性があります。これまで似たような機能が Chromebook に導入されるかもしれないという噂が何度かあったものの、導入している製品は実際にはまだありません。
なお、現在の ChromeOS では色温度の調整は夜間モードを有効にしたあと、手動でスライダーを使って調整する必要があります。そのため、自動調整はできません。
今回発見された機能が夜間モードのみで使用できる可能性はありますが、すでにユーザーが手動で設定することはできるので、これだけのために使用されるというのも考えづらいです。
もし、Samsung Galaxy Chromebook Plus の OLED ディスプレイが明るさだけでなく、画面の色温度も環境に応じて自動的に調整する機能があるとしたら、これだけでもかなりユニークな存在になります。とは言え、搭載されるかもしれないという状況なので、実際にリリースされるまではこの機能があるかどうかはわかりません。
Samsung がいつ新しい Chromebook Plus をリリースするかも定かではありませんが、現在最も可能性の高いタイミングとして今月末(9月24日)にニューヨークで開催される Fall Chromebook Showcase が挙げられています。