Google は先日リリースした Android QPR1 Beta 2 のリリースで、ユーザーが設定により「充電を80%に制限」できる充電の最適化オプションが追加されました。
この機能が導入される可能性については7月にも報告され、QPR1 Beta 1 でも一部のユーザーに機能の通知が表示されていましたが、無効にできないという問題が発生していました。現在、Google は Beta 2 で問題を修正しており、ベータプログラムの Pixel デバイスに広く展開しています。
デバイスの充電制限の 80% を無効にできない問題を修正しました。(Issue #363170385)
新しく導入された「80%に制限」する充電の最適化機能は、これまで Pixel スマートフォンで導入されていた「アダプティブ充電」とは異なり、有効にすることでユーザーが意図的にスマートフォンのバッテリー充電が80%に達したとき、充電を完全に停止させることができます。
「アダプティブ充電」の場合は、スマートフォンが機械学習によって「通常プラグを抜く1時間前に80%で一時停止し、プラグを抜くときには100%になる」ように機能します。そのため、最終的には100%まで充電が完了してしまいますが、新しい設定はこれを80%のままにしておくことができます。
バッテリーの充電を80%まで制限している状態では、スマートフォンを充電するとステータスバーのバッテリーアイコンに重ねて盾のアイコンが表示されます。80%まで充電を完了している場合はウィジェット、ロック画面、常に表示状態のディスプレイ(AOD)に表示されます。
この機能を使うことでバッテリーの寿命を延ばすことに役立ち、長くデバイスを使いたいユーザーや充電状態の時間が長いユーザーには嬉しい機能です。Android 15 QRP1 の安定版で正式にリリースされることが期待されます。