Google は Android デバイスの Gboard アプリにおいて、スペースを長押しして言語を切り替える機能を削除するとともに、文章の修正に役立つ新しい自動修正オプションの開発に取り組んでいることが報告されました。
現在、Gboard アプリでは2つ以上の言語またはキーボードレイアウトを使用している場合、スペースキーを長押しすることでキーボードを切り替えることができます。しかし、Android Authority によって最新の Gboard ベータ版 v14.6.02.665297282 で発見されたコードから、Google は今後のアップデートでこの機能を削除する予定であることが示されました。Android 15 QPR1 では、より使いやすいキーボードスイッチャーの開発が行われているため、これと置き換えられる可能性があります。
一方、Google は Gboard の自動修正機能のアップグレードにも取り組んでおり、ユーザーが自動修正で単語のみを修正するか、単語と文章の両方を修正するかをユーザーが選択できるようになります。単語と文章の両方は新しく追加されたオプションで、校正機能に似ている可能性があるとしています。
ただ、提供されている校正機能は、タイプミスや文法、句読点を修正するためにツールバーからボタンをタップする必要があります。新しい機能は有効になっていると自動的に修正する可能性はありますが、現状ではまだ不明です。
この他にもツールバーのカスタマイズメニューに編集ボタンが追加されており、ユーザーがツールバーやカスタマイズメニューで誤ってアイコンを並べ替えてしまうことを防げるようになります。
これらの変更は現在の Gboard ベータ版でも展開されていませんが、これらのうちツールバーの編集ボタンはすぐに公開される可能性がありそうです。自動修正に関しては時間がかかる可能性がありますが、おそらく英語のみ(少なくともリリース当初は)に対応するため、日本語はさらに時間がかかるはずです。