Google は Android 15 QPR1 Beta 1 をリリースしており、いくつかの機能や変更が導入されていることが確認されています。今回、「充電の最適化 (Charging optimization)」と呼ばれる機能は、7月に Andorid 15 Beta 4 で追加が確認されており、Android 15 QPR1 Beta 1 で一部のユーザーに展開されているようです。
この「充電の最適化 (Charging optimization)」は、AI によって自動的にスマートフォンが充電から外されると予測されるタイミングの1時間前まで充電を80%に制限する既存のアダプティブ充電とは異なり、ユーザーが手動で80%までしか充電しないことを設定することができます。これによりバッテリーへの負荷を減らして寿命や健康状態を延ばすことが可能になります。
この機能が Andorid 15 QPR1 Beta 1 で一部のユーザーに展開され始めており、Reddit ユーザーによれば展開されたユーザーは「充電の最適化」を有効にするよう通知が表示され、そこから直接機能をオンにすると80%までバッテリーが充電されたときに、ユーザーに「充電完了」という通知が表示されるようです。
しかし、この機能を有効にしたあとに無効にするための設定オプションが用意されていないことも確認されました。そのため、一度オンにしてしまうと現時点ではオフにすることができず、100%まで充電できなくなってしまう可能性が高いようです。
Android 15 QPR1 Beta 1 なので、どうしようもない場合には安定版の Android 14 にロールバックすることはできますが、一度初期化する必要があるため面倒です。充電の最適化自体は便利な機能だと思いますので、ベータとは言え機能をオフにできるよう早めの修正に期待したいところ。
via Android Police