Google Tensor G4 はサーマルスロットリングで50%以上パフォーマンスが低下する可能性が示唆

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Google は今年の Pixel 9 シリーズで新しい Google Tensor G4 チップセットへとアップグレードしていますが、最近の報告では Pixel 9 Pro XL の CPU のスロットリングテストを実施したところ、Tensor G4 は長時間の負荷がかかるとパフォーマンスが約50%低下する可能性が示されました。

これは @Callmeshazzam (Gizmochina 経由)が X で Pixel 9 Pro XL で CPU のストレステストを実施した結果を共有したものです。このテストでは Tensor G4 に搭載される8つの CPU コアをモニタリングしており、スマートフォンに負荷がかかってから約3分後にサーマルスロットリングが発生し、パフォーマンスを60%近くまで落としたことが確認されました。このテストでは、ピーク時に 341 GIPS、平均では 246.6 GIPS となっているものの、スロットリングが発生したときには 145.5 GIPS まで低下したようです。

今回の Tensor G4 も熱管理に関して課題がある可能性が示唆されており、とくに長時間の高負荷状態ではパフォーマンスが大きく低下する可能性があることは念頭に置いておくほうが良さそうです。

とは言うものの、ストレステスト並みに負荷のかかるような作業は日常生活や通常使用においては稀なので、実際に使うときにはそこまで気にする必要はないと思います。それよりも実際の使用場面で不満のない使い勝手であるほうが大事なので、極端に性能を求めるような使い方を考えているユーザーはそもそも Pixel を選ばないほうが無難ですね。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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