Google は Pixel 9 シリーズのスマートフォンで新しい Samsung Exynos Modem 5400 を搭載していることが実際のデバイス情報から確認され、Pixel 7シリーズと Pixel 8 シリーズで搭載されていた Exynos Modem 5300 からアップグレードされました。
これにより Google Tensor チップセットを初めて搭載した Pixel 6 シリーズからの大きな弱点であったネットワークの問題とバッテリー駆動時間の改善が期待できます。
この情報は Android Authority などが Device Info HW アプリを使い、Google Pixel 9、Pixel 9 Pro XL、Pixel 9 Pro Fold のいずれのモデルでも新しい Exynos Modem 5400 を搭載していることを確認しています。同アプリの Baseband で Exynos Modem 5400 に対応する「g5400c」が表示されます。Pixel 7 シリーズまでは Exynos Modem 5300 を示す「g5300q」となっています。
この情報自体は新しいものではなく今年4月にリークされ、プロトタイプでも可能性が示されていましたが、実際のデバイスで確認できたことは大きな収穫です。
Samsung Exynos Modem 5400 を搭載することで、Pixel 9 シリーズは衛星通信のサポートが可能になっています。また、新しいモデムは前世代に比べて全体的に効率が向上しており、バッテリー駆動時間に良い影響を与えるとしています。さらにダウンリンク速度も高速化し、5G NRで使用される FR1 周波数帯域も高速化していることから、Pixel 9 シリーズは前世代より高速なモバイルネットワーク接続が期待できます。
あとは実際に触ってみてどうかですが、スペックシートの上では Pixel 9 シリーズはなかなかバランス良くまとまっているようです。