Google は Android および iOS の Google Meet に、個人向けのビデオ通話のデザイン(UI)と機能を大幅に再設計したことを発表しました。
現在、個人向けの Google アカウントでインストールされる Google Meet は Google Duo から移行されたもので、会議というよりも通話の延長のような扱いになっています。これが今回のアップデートにより、Google Workspace の機能とエクスペリエンスに近づきました。
このアップデートでは通話のインターフェースのデザインが一新され、ユーザーの招待とスケジュールの設定が簡単になったり、通話コントロールを含む新しいレイアウトが反映されて操作性が向上し、ライブキャプションやリアルタイムチャットなどにも対応しました。

さらに個人向けのビデオ通話でも、昨年導入された音声だけの「外出モード」を利用できるようになりました。この他にも絵文字リアクションやフィルター、仮想背景、エフェクトなどを映像に追加できます。これまでのように画面共有機能を Android とiOS の両方で仕様することもできます。


また、今年に入って新しく展開された通話転送機能を利用することで、Android スマートフォンやタブレットに切り替えることができ、シームレスにビデオ通話を他のデバイスで継続することができます。
これらのアップデートは今後数ヶ月かけて Google Meet のビデオ通話に段階的に展開されます。なお、ビデオ通話の参加者の誰かが最新バージョンの Meet を使用していない場合、通話はデフォルトで従来の通話エクスペリエンスになります。