Chromebook などに ChromeOS 127 へのメジャーアップデートが展開。いくつかの機能が追加

2024年8月14日

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Google は Chromebook などサポートされるほとんどの ChromeOS デバイスに向けて、ChromeOS 127 へのアップデートを展開しています。

このアップデートによって、サポートされるデバイスは ChromeOS 127.0.6533.114 へと更新されます。アップデートの状況を確認したところ、ポリシー期限内でもごく一部の古いデバイスにはまだアップデートが展開されていないようですが、新しいデバイスはほとんどが更新されています。

記事執筆時点では公式リリースノートなどでの更新内容の言及はありませんが、Chrome Enterprise および Education ユーザー向けに提供されている Chrome 127 のアップデートリリースノートのうち、ChromeOS アップデートに関連した内容は以下のようなものがあります。

ChromeOS ビデオ会議: 機能の DLC 状態
- ChromeOS 127 では、ビデオコントロールパネルのダウンロード可能なコンテンツ (DLC) の視覚的な強化が導入されています。このリリースでは、ノイズキャンセル、ライブキャプション、リライティング、ぼかしのステータスインジケーターが追加されました。
オーディオ Bluetooth 通話
- ChromeOS では、通話の応答、拒否、終了、マイクのミュートなど、互換性のある Bluetooth ヘッドセットの通話制御ボタンがサポートされるようになりました。
OCR
- ChromeOS はギャラリーで PDF OCR AI リーダーをリリースし、アクセスできないドキュメントの読み取りを可能にして、スクリーンリーダーを使用する弱視および視覚障碍者のアクセシビリティのギャップをさらに埋めます。ChromeOS は機械学習モデルを活用して PDF ドキュメントを抽出、区分、セクション化し、ChromeVox ユーザーがギャラリーアプリでよりアクセスできるようにします。
ファームウェア更新アプリ:周辺機器の更新手順
- ChromeOS のファームウェア更新アプリは、周辺機器の取り外しと再接続など、更新中にユーザー操作を必要とする周辺機器の更新をサポートするようになりました。これらのデバイスのいずれかで更新が利用可能になると、明確な手順がユーザーに表示されます。既存のほとんどの周辺機器の更新エクスペリエンスは変更されません。
高音質な音声の読み上げモード
- 早ければ ChromeOS 127 から、Read Aloud により Google の高品質な音声が Chrome の読み取りモードに導入され、ユーザーはテキスト読み上げ機能を利用してウェブ上のコンテンツを読むことができます。Read Aloud の目標は、読むのが困難な人が長いテキストを理解できるようにすることです。Chrome デスクトップの読み取りモードの新しい Read Aloud 機能により、ユーザーは読んでいるテキストを聞くことができるため、集中力と理解力が向上します。
Classroom のカレンダーウィジェット統合
- 生徒は Chromebook のホーム画面からワンクリックで、今後の Classroom の課題をすばやく表示してアクセスできるようになりました。ユーザーは、Google Classroom のアクティブなコースに登録しているアカウントで Chromebook にログインすると、この新しい機能を確認できます。アカウントにログインしている場合は、Chromebook の棚にある日付チップをクリックすると、新しいパネルが表示され、今後の課題、期限が迫っている課題、未完了の課題、完了した課題のリストを確認できます。
PDFページの削除と並べ替え
- ChromeOS のギャラリーアプリでは、PDF ページを編集するためのオプションがさらに追加されました。マウスまたはキーボードショートカットを使用して、PDF 内のページを削除したり並べ替えたりできるようになりました。