今年5月に開催された Google I/O 2024 で発表されている Android の Google ウォレットアプリの「Everything else (その他すべて)」をデジタルパスとして作成できるツールが、米国で広く展開されたようです。
この機能を使うと画像(写真)からパスを Google ウォレットに追加することができ、例えば図書カードやジムの会員証、保険証などの物理パスを写真からスキャンしてデジタルパスとして登録することができます。さらに AI を活用して追加されたパスの種類を判断し、パスの内容を提案することもできます。
登録できる種類のパスとデフォルトで用意されているパスの種類は次のようなものがあります。これらの情報は手動でも変更することができ、パスの項目を編集したり独自の項目を追加することもできます。
- ポイントカード
- パスポート
- 居住許可証
- 学生証
- 納税者証
- 車両登録証
- 有権者証
- 図書館カード
- 身分証明書
- 健康保険証
- イベントパスとチケット
- 運転免許証
- 自動車保険
- 名刺 など
この機能自体は8月に入ってから少数のユーザーに展開されており、現在は広く展開されているようです。なお、現在の「写真」から追加する設定が「その他すべて」に置き換わることになります。
現時点ではこの「その他すべて」のパスを作成するツールは米国のみとなっており、それ以外の地域に展開されるタイミングは不明です。