Google は最新のスマートウォッチ Pixel Watch 3 を間もなく発表しますが、これまでのリークにより Google Pixel Watch 3 には Android ベースの Wear OS の最新バージョンが搭載されることが確認されています。しかし、新たな情報によれば Google は Wear OS の次世代バージョンをすでに開発中であるだけでなく、別のバージョンの Android をベースにしている可能性があるようです。
今回、Android Authority が内部関係者から Google は Pixel Watch 2 で Wear OS 5.1 をテストしているという情報を入手し、さらに Wear OS 5.1 のテストビルドが Android 14 ではなく Android 15 に基づいていることを伝えられたとしています。
Wear OS はベースとなっている Android のバージョンは常に最新というわけではなく、少し遅れています。そのため、昨年5月に発表された Wear OS 4 は Android 13 に基づいており、今年発表された Wear OS 5 も Android 14 に基づいています。
Wear OS のリリーススケジュールに一貫性はありませんが、Wear OS は1年に1回のリリースということではなく、例えば Wear OS 3.5 のように中間のアップデートが挟まって、ここで新機能などが追加されることはあります。
Wear OS 5 の場合、最初のリリースでは Android 14 ベースのままとなりますが、途中のアップデートによって Wear OS の Android のバージョンが引き上げられる可能性があるようです。ただ、一時的に Wear OS 5.1 と呼ばれているだけで、実際には Wear OS 6 となる可能性もあります。
なお、Wear OS 5.1 のテストビルドは AP4A ではじまり、Wear OS 5.0 の AW2A とは命名方式が変更されているようです。
とは言え、現時点では Wear OS 5.1 に関する情報はなく、Android 15 も安定版ではまだリリースされていないため、今後の開発状況次第ではこれも変わるかもしれません。