Google が Android スマートフォンと Windows PC の間でファイル転送を簡単にする方法の1つとして提供している「Windows 用クイック共有」ですが、公式には ARM デバイスはサポートされていないとしています。
しかし、最近の報告では Windows 用クイック共有アプリは実際に ARM で動作する Windows の Copilot+ PC でも利用できることが発見されました。ただし、公式がリリースされている「Windows 用クイック共有」のインストーラーを使ってアプリをインストールすると失敗するため、回避策を使用する必要があります。
この回避策とは、ARM ではない通常の Windows PC デバイスを用意し、それにインストールされている「Windows 用クイック共有」アプリのフォルダーをコピーして、ARM デバイスの Program Files ディレクトリに貼り付けるだけです。
- Windows (C:) フォルダに移動
- [Program Files] > [Google] > [Nearby Share]を選択してコピー
- 新しい ARM PC で同じ場所に貼り付ける(管理者権限が必要)
また、コピーしたあとは「クイック共有」の実行ファイルのショートカットをスタートメニューやタスクバーに作成しておくと、あとから簡単にアクセスできるようになります。これを実際に試した Android Authority の Rahman 氏によれば、この方法でアプリは問題なく動作するとしています。
ちょっと力技かもしれませんが、アプリそのものは ARM デバイス上で機能するので、あとは Google が Windows 用クイック共有のインストーラーを更新すればこのような作業は必要なくなります。