Android スマートフォンでは、昨年の Android 14 のアップデートで「点滅による通知」というユーザー補助機能が導入されていますが、Google はこれと同じような機能を ChromeOS にも追加するべく開発に取り組んでいることが報告されました。
この「点滅による通知」という機能は、通知を受け取ったときやアラームが鳴ったときに、カメラのライトや画面を点滅させるというもので、カメラの点滅と画面の点滅は別々に設定することもでき、画面の点滅は色を変更することもできます。これにより画面を下向きでも上向きでも通知に気づきやすくなります。
これは Android でもアクセシビリティ(ユーザー補助)機能の一つとして導入されていますが、こういった機能は Android ユーザーに限らず他のデバイスでも利用できれば便利になるはずです。
Android Authority によれば、数日前に Chromium Gerrit で「Adds feature to flash screen for notifications」という開発に取り組まれていることを確認し、この機能を制御する新しい ChromeOS フラグが追加される予定であることを報告しています。
このフラグは現在デフォルトで無効になっていますが、有効にすると新しい通知が届いたときに Chromebook は画面を明るい黄色で2回点滅させるとしています。現状では設定や色などのカスタマイズ要素はありませんが、これらは今後追加される予定となっています。
ChromeOS Canary を実行している場合にはすでにフラグが追加されているようですが、現時点ではこの機能が安定版の ChromeOS でいつリリースされるかはわかりません。
しかし、最近 Google は ChromeOS のアクセシビリティ(ユーザー補助)機能の改善や追加を積極的に行っているため、そこまで時間がかからずに展開される可能性があります。