Qualcomm が Snapdragon チップセットを新しい命名規則に切り替えてから数年立ちますが、この命名規則もわかりづらくなっており、今回新しく報告された Snapdragon 7s Gen 3 もナンバリングのせいで立ち位置が微妙にわかりづらくなっています。
この Snapdragon 7s Gen 3 に関する情報は Yogesh Brar 氏がリークしたもので、Qualcomm が今後リリースする計画を立てており、2.5GHzで動作するプライムコア、2.4GHzで動作する3つのコア、1.8GHzで動作する4つのコアについて明らかにしています。また、このチップセットには Adreno 810 GPU が搭載されることも伝えました。
Snapdragon 7s Gen 3 に関しては、数日前にもベンチマークで発見されており、チップセットの名前とクロック速度、Adreno 810 も確認されています。このときのベンチマークスコアでは、シングルコアが1,138、マルチコアが3,157というスコアになりました。
一方、注意したいのは GPU が Adreno 810 という点で、いままで Qualcomm はフラッグシップチップの GPU に「Adreno 7xx」、ミッドレンジ以下に「Adreno 6xx」という命名をしてききたこともあり、「810」となると性能がさらに上という印象を抱く可能性があります。例えば Snapdragon 8 Gen 3 には Adreno 750 GPU が搭載されています。
しかし、Ditigal Chat Station などによれば、このチップセットは Snapdragon 7+ Gen 3 に似ており、ミッドレンジの Redmi Note 14 Pro シリーズなどに搭載される可能性が示されているため、フラッグシップほどのパフォーマンスは期待しないほうが良いと言われています。
Qualcomm もわかりやすくするためにチップセットの命名規則を変えたはずですが、Snapdragon 6s Gen 3 のことだけでなく、今回のように GPU がわかりづらくなってしまうのは考えものですね。
また、今回のリークでは Snapdragon 7s Gen 3 は来月に発売され、これを最初に搭載するスマートフォンは9月に発表される可能性を伝えています。これには Realme、Redmi、Motorola、vivo などが含まれています。