先日、サイバーセキュリティ企業の CrowdStrike がソフトウェアアップデートをリリースした後、Windows デバイスでブルースクリーンエラーにより動作しなくなるシステム障害が発生しました。
Microsoft によれば、この問題は850万台の Windows デバイスに影響を与えたことを認め、これはすべての Windows マシンの 1% 未満であり、割合は小さいものの、広範囲にわたる影響があったことを確認しています。なお、このアップデートによる問題自体は Microsoft のせいではないことも伝えています。
問題が発生以後、講じられた措置として次のようなものがあります。
- CrowdStrike と協力して、ソリューションの開発作業を自動化しています。CrowdStrikeは、この問題に対処するための回避策を推奨し、公式声明も発表しています。Windows エンドポイントで状況を改善するための手順は、 Windows メッセージ センターに掲載されています。
- 数百人の Microsoft エンジニアと専門家を派遣し、顧客と直接連携してサービスを復旧します。
- Google Cloud Platform (GCP) や Amazon Web Services (AWS) などの他のクラウド プロバイダーや関係者と連携し、業界全体でそれぞれが目にしている影響の状態についての認識を共有し、CrowdStrike や顧客との継続的な会話に情報を提供します。
- 手動修復ドキュメントとスクリプトをここですぐに投稿します。
- Azure ステータス ダッシュボード(こちら)を通じて、インシデントの最新ステータスを顧客に通知します。
24時間体制で作業し、継続的なアップデートとサポートを提供し、すでに CrowdStrike が Microsoft Azure インフラストラクチャが CrowdStrike の不具合のあるアップデートの修正を迅速化するのに役立つスケーラブルなソリューションの開発を支援し、AWSとGCPの両方と協力して最も効果的なアプローチを共同で検討したとも伝えています。
一方、CrowdStrike 側も今回発生した問題についてブログを投稿しています。これによれば、CrowdStrike は Windows システムに対するセンサー構成の更新をリリースしたが、ロジックエラーが発生したため、影響を受けるシステムでシステム障害とブルースクリーン(BSOD)が発生したとしています。なお、この問題の修正は発生から42分後に修正されたことも伝えています。
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