以前、報告されていたように Android 15 ではユーザーが「デバイス診断」という機能を使って、ディスプレイのテストやデバイスのバッテリーとストレージの状態を確認できるようになります。この機能自体は先月リリースされた Android 15 Beta 3 ですでに導入されていたものの、ベータテスター向けには公開されていませんでした。
現在、Android 15 Beta 4 のアップデートが行われたことで「デバイス診断」ツールにアクセスできるようになり、ベータプログラムユーザーが手動でテストを実行できるようになっています。
Android 15 Beta 4 がインストールされている Pixel デバイスを使っている場合、[設定] アプリの [システム] に「デバイス診断」というオプションが表示されるようになります。これをタップすると「コンポーネントの状態」と「評価モード」の2つから選択ができます。
コンポーネントの状態を使用すると、ディスプレイの状態をテストするための「ディスプレイのテスト」と「タッチテスト」の2つの手動テストが表示されます。ディスプレイのテストは一連の色付き画面が表示され色抜けなどを簡単に調べることができ、タッチテストではタッチ入力の不具合を確認することができます。あとはバッテリーとストレージの状態を表示され、以前報告のあったバッテリーのサイクルカウントもここに表示されます。
もう一つの評価モードを利用すると、別のデバイスを使用して一連のテストを実行することができます。これは別のデバイスがスキャンできる QR コードが生成され、コンポーネントの状態をテストするのと同じ内容のテストが行われ、その後に問題があるかどうかのレポートが生成されます。
この「デバイス診断」ツールを使うことで簡単にデバイスの問題を簡単に把握することができるため便利です。ただ、すべての機能を確認できるわけではなく、バッテリーやストレージも状態を見るだけになりテストはありません。