Google はウェアラブルデバイス向けの次世代 OS バージョン Wear OS 5 を発表していますが、最近の報告によれば Wear OS 5 には Bluetooht LE Audio のサポートが提供される可能性があるようです。これにより、音楽ストリーミング時のバッテリー消費が改善されて駆動時間が延びるかもしれません。
Wear OS スマートウォッチを使うメリットの1つには、スマートウォッチだけで音楽やポッドキャストなどのストリーミングサービスを利用したり、ローカルストレージに保存した音楽を再生できることがあります、どちらの場合でも Bluetooth イヤホンやヘッドホンを接続します。現状では Bluetooth 接続をしてエクササイズ(ワークアウト)をしながらオーディオコンテンツを再生するとバッテリーがかなり消費されます。
しかし、Android Authority の報告のように Wear OS 5 で Bluetooth LE Audio がサポートされれば、通常の Bluetooth 接続よりも低消費電力で音声の伝送ができるため Bluetooth デバイスを接続して音楽などを再生しているときのバッテリー駆動時間の改善が期待できます。
なお、もしも Wear OS 5 で Bluetooth LE Audio がサポートされると、スマートウォッチでは初めての搭載になります。この技術は Bluetooth 5.2 をベースにしていることもあり、Bluetooth 5.2 と互換性のあるデバイスはすべて LE Audio をサポートする可能性もあります。
現時点ではこの機能がどのスマートウォッチに搭載されるか、いつ展開されるかという情報はまだないようです。しかし、来月には Google Pixel Watch 3 が発表されるはずなので、そのときに新機能と1つとして紹介される可能性が期待できます。